コレクション: ひみ寒ぶり・富山湾の寒ブリ

富山湾の王者“富山湾の寒ブリ(天然)”。
中でも、 魚の日本三大ブランドのひとつ「ひみ寒ぶり<氷見寒ブリ>」を使用
富山県の三大代表魚のひとつ「富山湾の冬の王者」富山湾の寒ブリ(天然)。
富山湾のぶり漁が最盛期の晩秋~初春にかけて最も脂ののりが良いと言われるぶりの中でも、最も質が高いと言われる氷見産のものを使用。 その中でも、氷見漁港の定置網で漁獲されるぶりは、品質、鮮度等で全国的に高い評価を得ており、日本三大魚ブランドのひとつ。 その中でも、創業150年余り5代に渡って受け継がれてきた伝統の目利きで、富山県内の高級割烹や首都圏の会員制和食料理店などにも納入している9kg台後半~10kg台脂ののりが良いものを厳選。
●'20年11月21日富山湾の寒ブリ「ひみ寒ぶり」宣言
“富山湾の寒ブリ”の最高ブランド「ひみ寒ぶり」とは
ぶりは回遊魚のため、一年中獲れる魚です。寒ぶリは、冬期に獲れるぶりのことを言います。 中でも、氷見魚ブランド対策協議会が判定した期間に富山湾の定置網で捕獲され、氷見漁港で競られた6kg以上のぶり。
ぶりが獲れ始めてから、ブリの大きさや数量、形などを、判定委員が見て、本格的な氷見のブリシーズンが迎えたことを判断したうえで、「ひみ寒ぶり宣言」を行います。 昨シーズンは2019年11月20日に発表され、期間は定まっておりません。
また、シーズンによっては、宣言されないこともあります。 ひみ寒ぶり宣言後は、1尾に1枚、氷見漁港で競られたことを証明する「販売証明書」を発行し、統一の青箱に入れて、出荷。 ひみ寒ぶりのシーズンが終了したときは、終了宣言を出し、その前・後のぶりは、氷見産ぶり「氷見ぶり」として出荷。

“富山湾の寒ブリ”の最高ブランド“ひみ寒ぶり”が美味しい3つの秘密
●訳その1
富山湾の海洋構造に適した伝統漁法「越中式定置網」による取扱いの丁寧さがもたらす、圧倒的な身の品質の良さ
富山湾の海洋構造は、全国屈指の深い湾です。
岸からわずか10~20kmの所で深さが1,000mにも達する急深な海底地形が特徴で、大陸棚の面積は狭く、湾の奥の海底には深い谷間(海底谷)、通称「藍甕」が数多く刻まれています。
このような富山湾の海洋構造に適した伝統漁法を「越中式定置網」と言います。 この漁法の最大の特徴は、カーテン状の“垣網”を水深より長く改良し、わざと海底にだぶつかせて“遊び”をつくることで、 “漁獲量を安定させることが実現できた”という点です。
富山県氷見湾では、日本海を南下回遊する「寒ブリ」をこの漁法で室町時代から漁獲していたと言われています。 いわば、〝寒ブリ〟を巨大な仕掛けの罠へ追い込み、漁獲すると言ったもので、 “先人の知恵、驚くことなかれ。”とでも いったところでしょうか。 尚、この“越中寒ブリ”の漁獲に一役買っている“越中式定置網漁法”は、“能登ブリ”“佐渡ブリ”を代表とする他の漁港で用いられる“まき網”や“底引き網”のように追いかけた魚のほとんどを取り尽くす漁法とは異なり、集まってくる魚だけを待ち受け、網に入る魚の二割程度のみを捕獲する自然に優しい漁法と言われています。
●訳その2
卓越した漁師の職人技“沖締め”保存技術による絶妙な“寒ブリ”身の締り具合
ブリは、水揚げされ、ちょっとでもそのままにしておくと鮮度が落ちて身がふやけてしまいます(富山県内水産関係者は“身が焼ける”という)。 そのため、〝越中寒ブリ〟は、水揚げしたらすぐに海水が入ったいけすに適度な割合で砕いた氷を入れ、零度近くのシャーベット状された氷水に入れることで、身をしめ、魚を瞬時に仮死状態にし、漁港には1時間程度で水揚げされ、2時間以内で競りにかけられます。
そのため、富山県の魚の鮮度の良さの代名詞である“きときと”で、旨味が凝縮された“越中寒ブリ”を食卓にお届けすることができます。 因みに、富山県民は新鮮で獲れたての〝越中寒ブリ〟の身の状態を、生まれたての赤ちゃんに擬えて、「抱っこしたときのようにホチャホチャした感覚」と言います。
●訳その3
そもそも、能登半島沖、つまりは富山湾へ入ってくるときの“寒ブリ”がもっとも脂ののりが良いとも・・・
ブリは五島列島対馬沖で産卵を終えて、春から夏にかけて日本海を北上し、北海道周辺で豊富な餌をたっぷり食べて栄養を蓄えた後また産卵場所を求めて南下し、能登半島に南下が阻まれ、11月~1月に最も脂がのって、“天然のいけす”とも言われる富山湾へ氷見沖からから回遊し、定置網で捕獲されるのが“越中寒ブリ”です。
元来、冬の日本海はシケで漁が難しいのですが、能登半島が“天然の防波堤”となり、富山湾内は波もさほど荒くなく漁がしやすく、この時期に大物で10kgにものぼる最高品質の寒ブリをご提供できます。